忍者ブログ
ALLIE'S WEB LOG
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

10歳の時、学校の図書館で初めて出会った「ライオンと魔女」という本。
その魅力に取り付かれ、巻末でこのシリーズが全7冊あることを知って、何年間も読んでみたいと切望していました。 学校の図書館にはこの1冊しかなかったし、県立図書館はとっても遠い上、当時はその存在すら知らない子供だったし、親にねだるにはハードカバーの高価すぎる本だっただめ、その願いがようやくかなったのは、たしか15歳の春休みでした。
ナルニアクロニカル全7冊が、文庫本になって刊行されたのです(ありがとう岩波書店さん!)。

本当に何度も読み返し、その文脈に潜む意味を考察し、まさに「今の私をつくった」もっとも最たる本。 そうだなあ、ピノキオにジミニークリケットがいたように、私にはこの本があったっていってもいい位なんです。

すぐにPAPERBACKも揃え、好きなセリフを日本語で書き出した横に、原作の英語を書き添えたノートを作った私。 

なんていうんですかね、こういうの・・・・・・・ネクラ??

でも本当に、すばらしい内容だったんですよ。

その中で、もっとも美しく忘れられないシーンがあります。
ナルニアではない異郷の地で「タシ」という神様を信仰していた男のヒトが言うのです。(あ、抜粋したら転写とか著作権にかかわるかもなので、自分語で書きますね)

「自分は生まれてからずっと、「タシ」に仕えてきた。 しかし今、本当に求めるべきものは「アスラン」だということが分かった。 自分が長年間違ってきたことが分かるが、それでも、本当のことを知らないまま「タシ」に仕えるよりは、「アスラン」を知って罰を受けるほうがいい」

アスランは答えます。

「たとえどんな名前でよぼうとも、よこしまな思いが自分にとどくことはない。そしてあなたが求めているものが私(本物)でなかったら、あなたはこんなにも長く、こんなにも深く、求め続けることはできなかったはずだ」

私はクリスチャンじゃないし、そうなる予定も今のところ皆無です。
でもね、例えどんな名前を心において、誓ったり行動を起こしたりしようとも、その「思い」は、アスランが言ったように、多分、「1つのもの」に通ずるのだと、信じています。
(作者ルイスの意図することと違うかもでごめんなさいですけど(苦笑))。

世界中にいろんな宗教がある中で、みんなの思いの届くところが1つだと、全てのヒトが思っていれば、今ある争いのいくつかは、なくなるのではないのかなって思います。

ちなみに「こんな素晴らしい本、嫌うヒトなんていないだろう」と意識こそせず信じていた私ですが、知人BO○○○○が、言ってました。

「ナルニアクロニカル、説教くさくて苦手なのよね~」

なんていうんですかね、こういうの・・・・目からウロコ(違います)???
世の中いろんなヒトがいるんだと、爆笑してしまった私です(笑)。

 





PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
にほんごついった
amaton baby
instagram
Instagram
analysis
忍者ブログ [PR]