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「INTO THE WILD」を見ました。
 
私はこの映画のシノプシスを聞いていました。
 
「大学を優秀な成績で卒業した青年が、クレジットカードもソーシャルセキュリティナンバーも(北米ではこれちょう大事なID!)、携帯もなにもかも捨てて、突然旅に出て、アラスカに向かい、最後死んでしまう。 」
 
だから、勝手に想像していたのです。
 
とても幻想的で刹那的で、物悲しい映画を。 
社会の不条理と矛盾に疲れ、それを捨てて1人荒野に向かって、
何かも求めながら、でも何もかもをあきらめて朽ち果てる青年を。
 
でも、違ったのです。
 
社会や現実、そして家族からの離脱、そぎおとした「素」に戻る自分を求めていた彼は、
私が考えつかない位、心に「怒り」を抱えていました。
想像以上に「人間」でした。
そして予想以上に強くて孤独だった。
 


最後、死んでいく彼を見て、泣きながら思いました。
 
「人間にとって大切なものは、いつだって近くにある。
けれどそれは決して理解できないんだ。
きっと死ぬ時まで。 それらと離れてしまう時まで。
そしてその時でないと、「大切なもの」はその人にとって意味をなすものではないんだ」って。
 
彼が目を閉じる前に見たものはなんだったんだろう。
 
きっとこれから私は、空を見上げるたびに思い出します。
嘘じゃなくて、多分、絶対。
 
映画が終わったら、空を仰ぎたくなる。
多分、みんなそう思う。
 
そんな、映画だったのです。
 
 
 


:::::::::::::::::::::::::::::::::


ちょう私的な感想を追記します。

旅を続ける中で主人公のクリスに出会ったヒトは、彼を愛します。
だって、時折彼が自然から出て現実に入った時、
彼は(私の言葉でいう)ゼインになっていたんですもの!
これ、映画見てもらったら分かると思うけど、ゼインになってたんだよ。
何か所も、それが見れた。
それに心が震えた。

人間って、そぎおとしていけば、ゼインになれるんだって思った。
じゃ昔の人はみんなゼインみたいな存在だったのかもしれない。
そうかもしれない。
それならダーウィンの進化論も、アダムとイブの存在も、一致するって思える位に。
 
あと、音楽がPEARL JAMのVO、EDDIE VEDDERが管理(?)してて、
彼の歌声にじわんとなりました。
新作のアルバムもすごいよかったし、
愛ふたたびっ!です。
サントラ買ってもいいってくらい、よかったー。
私のロック魂にまた火が・・・!

そんな映画でしたー(どんな映画だってつっこまれそうな感想ですね(笑))!

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